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「司法の知恵」を許していいのか?官僚刺殺事件の「勝訴」に問われる良識

 6月16日、ある注目の裁判で判決が下されました。

 17日付レコードチャイナ「異例の判決に「司法が知恵発揮」の声も=傷害罪認定も刑罰は免除―湖北省恩施トゥチャ族ミャオ族自治州」で詳しく伝えていますが、事件のあらましは以下のとおり。

 5月10日、湖北省恩施トゥチャ族ミャオ族自治州巴東県のサウナで事件は起きた。同県野三関鎮の貴大・企業誘致主任ら 官僚3人が客としてサウナを訪問、従業員の玉嬌さんに性的な「特殊サービス」を求めた(登場人物の名字がばかりでややこしいですが。。。)さんは拒否したが、主任らは離席を許さず、さんを罵倒、関係を強要しようとした。そこで抵抗したさんは果物ナイフで主任を刺殺、もう一人の官僚を負傷させた。

 というもの。官僚が風俗に遊びに行っていたことへの反感(性的サービスは違法)。玉嬌さんの弁護士が警察の介入により解任されたことへの反発から市民の注目が集まり、「正当防衛として無罪にするべき」との声が高まっていました。

 そこで「司法の知恵」の発揮です。玉嬌さんは気分障害を申し立てていましたが責任能力はあると認定、ただし殺人罪ではなく傷害罪で有罪としました。一方で情状酌量して刑事罰は科さないという判決。

 罪は認定するも罰は科さない。異例の判決は検察、司法の面子と世論との双方に配慮したものとなりました。

 世論の勝利だと喜ぶ意見からあくまで無罪にするべきという意見まで双方あるようですが、疑問なのは司法、すなわち「法治」が見事に踏みにじられているということ。さんのケースが正当防衛にあたるのかどうかについてはわたしには判断がつきませんが、裁判の結果は「傷害罪を犯しても社会的な支持があれば無罪」というとんでもないものになっています。

 中国市民がこの裁判に注目したのは公正、正義が踏みにじられているという怒りのためだったはず。とりあえずは都合がいい判決だったのかもしれませんが、別の形で公正、正義は踏みにじられているのではないでしょうか?

 そもそも「人治から法治へ」というのが中国の改革派が求めてきたスローガンのはず。だとすればこの裁判はある意味で現状からの後退を意味するものともなりかねません。今こそ中国の改革派、市民の良識が問われています。




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