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“社会主義”市場経済の限界=お上依存体質の改善はなるか?

一応、昨日のエントリーの続きです。

国民にメシを食わさなきゃならない、いい暮らしをさせたい、国としても実力をつけたいと考えるならば、経済成長は絶対に必要です。「ゼロ成長でいいじゃないか」という世迷い言に賛成する人は、中国には一人もいないんじゃないでしょうか。

結局はそれをどのように実現するかが問題なわけですが。GDPは消費、投資、政府支出、純輸出の総和ですが、それをどうやって増やすかということが具体的な課題となります。中国政府がやっているのは家電や車など購入補助金(消費)、金融緩和(投資)、財政出動(政府支出)、輸出補助金(純輸出)とまあできることはなんでもやっている感じであります。

ただ結局はどれも「お上主導の効率の悪さ」というか、「資源の最適分配を決める市場機能がうまく働いていない」という問題を抱えているわけで。ある意味、社会主義市場経済の限界を感じさせるところでもあります。

「市場を生かした効率」を追求するべきというのが、前回取り上げた許教授の主張。短期的な経済対策として今の中国政府の方針はありじゃないかと思いつつも、最終的には許教授の言うような方向を目指さないとだめなんでしょう。

肥大化したお上をどうにかしないとやばいという発想は、中国ではかなり根強い主張で、天安門事件以後、民主化要求が後退した後にそのソフト版として「経済右派」的な主張は受容されていたというふうに感じています。ただ金融危機が起きたこと、そしてチベット暴動やウイグル暴動といった政治的要因も、中国経済の改革ムードを大きく後退させてしまったのではと思う次第。

今の危機を乗り越えるのが一番大切なことであるのは間違いないわけですが、そのために「お上依存体質」をさらに悪化させてしまったとなれば、後々必ず必要となる改革の痛みはもっとひどいことになってしまうわけで。

「調和社会」とスローガンを掲げた胡錦濤政権は、「お上主導型=開発独裁型」江沢民路線の修正が任務だったはずですが、事ここに至るともはやタイムアップという感は否めません。「お上主導」からの脱却という重大任務は次の政権の宿題になるでしょうか。


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