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落ちぶれてすまん!景徳鎮の今=「資源枯渇型都市」認定をめぐる化かし合い



昨日も紹介した雑誌『月刊中国ニュース』(『中国新聞週刊』の日本語版)の8月号ですが、特集「資源枯渇で変化求められる都市」も面白いのでご紹介を。

2008年、2009年と2回にわけて44都市が「資源枯渇型都市」に認定されたというお話。「資源枯渇型都市」ってなんですか?というのがまずひっかかるところですが、「資源の開発・加工を主要産業としつつも、資源開発が衰退、あるいは枯渇しつつある都市」とのこと。いわゆる「オランダ病」(1960年代、オランダは天然ガス開発でうはうはに。10年で枯渇しえらいことに)というやつです。)日本でいえば夕張市とか炭鉱の街がそれにあたるでしょうか。

「資源枯渇型都市」に認定されると、中央政府から公共サービスの維持と新産業発展のために資金援助が受けられるというお話。やはりここは日本の経験にならって「フラガール」(昭和40年、閉山の危機が迫る炭鉱町。まちを救うために炭鉱会社が構想したのが、フラダンスショーを目玉にしたレジャー施設の建設だった……)を見て欲しいところですね。



「資源枯渇型都市」認定という制度そのものも興味深いのですが、爆発的に面白いのが実際に申請した景徳鎮市の話。

景徳鎮の磁器といえば世界的に有名ですが、今では立派に落ちぶれているそうです。その理由は産業化の失敗。清朝皇帝御用達、毛沢東など中国共産党幹部御用達の地位にあぐらを書いているうちに工業化に失敗、なんと2003~2004年に策定された「磁器の都」6都市に選出されなかったほどの体たらく。最近では便器メーカーなどを誘致して遅れを取り戻すべくがんばっているそうですが(景徳鎮製便器、ちょっと気になりませんか?)

で、そこに降ってわいたのが「資源枯渇型都市」の認定制度。景徳鎮の磁器に使われる磁器土は現地で採掘される優良品を使用するのですが、これがなくなりかけているとして見事「資源枯渇型都市」の地位をゲットしたとのこと。しかし実際には近隣の自治体から良質な土を取り寄せることができるため、「磁器土がなくなった→景徳鎮の磁器終了」ということはありえないようす。

すなわち現地政府官僚の見事な作文で中央から見事に金をふんだくってきたという素晴らしいケースのようです。中央と地方の見事な化かし合いなわけですが(日本も似たような予算分捕り合戦をしてはいますが)、「資源枯渇型都市」認定は44都市で打ち止め。本当に困っているのに泣いている都市もありそうです。

ほかにも記事「無料病院が線路を走る」も切なくも興味深い話。貧困地区をまわって無料で白内障治療を行っている列車型病院の話ですが、リソースの問題から「20歳以下の患者は両目を手術、それ以上は片眼だけ、80歳以上は手術しない」などの厳しい現実が描かれています。


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